アノ日

9年前の1月17日、免停講習のため須磨に行く予定にしていたので、付合っていた人(現:嫁さん)の所に泊まっていた。突然の揺れで起こされ、二人で布団に包まった。
揺れが収まってから、外を見ると古めの一軒屋は完璧に潰れていた。
すぐに外に出る用意をして近くの小学校へ行ったが、門が閉まってるし、情報がなかったので、嫁さんの友人の無事を確認しにウロウロした。
その後、埋まってる人の救出の手伝いやら、唯一動いていた公衆電話に長い間並んで、お互いの親の確認をした。
嫁さんの方は田舎にあるので大丈夫だったが、自分の家はダメだった。
その後は酷かった。
周りから火が迫って来ているのに、消化手段がマンホールから掬いだした水しかなく、全く足りなかった。
これ以上は書きたくないので控えるが、この時ほど道の重要性を感じたことはなかった。
道が広ければ、他からの救助がもっと速くできたのは間違いない。
日本では片道2レーンや3レーンが幹線道路として一般的だが、それでも全然足りないと思う。基本的に渋滞が日常的に起こるような道路は、道としては失敗作だ。
土地が狭いので、元々ある場所は仕方がないとして、新規の町では片道4レーン以上のフリーウェイを中心とした道を作ってもらいたい。